[
リハビリ関連英語文献・論文レビュー講座 ]
[ 脳神経系:高次脳機能障がい・認知リハビリ関連英語文献・論文:#1 ]
1.論文名
:Impact of brain injury on driving skills.
2.雑誌名・論文発表年
:Ann Phys Rehabil Med.
2013 Feb;56(1):63-80
3.アブストラクトの閲覧
:無料で可能
* 2015年7月2日に
PubMed.govで検索時には
無料で閲覧可能でした。
4.全文のダウンロード・PDF閲覧
:無料で全文PDFの取得可能
* 2015年7月2日に
PubMed.govで検索時には
無料で全文PDF取得は可能でした。
5.コメント
「高次脳機能障がい領域」などの
リハビリに従事されている、
作業療法士(OT)や言語聴覚士(ST)の方の中には、
注意機能をはじめとして、視空間認知や、
遂行機能などと、
車の運転能力の関係に関心のある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回取り上げさせていただいた英文献では、
「
2000年ー2010年」までの期間に発表されている
「
Pubmed」や「
Cochrane Library」の文献を
キーワード
:automobile driving
(自動車運転)
Traumatic Brain Injury
(外傷性脳損傷)
などで調査し、
「
35文献」をレビュー対象としているようです。
車の運転ができることにより、
生活の幅が広がる可能性はあるとは思いますが、
脳損傷後の、程度によっては、
・車の操作の理解のしにくさ
・左右の概念の理解や視空間の把握のしにくさ
・半側空間無視の有無
・半盲の有無と程度
・注意・集中が持続のしにくさ
・同時処理のしにくさ
・道順の理解のしにくさ
・道路標識などのシンボルの理解のしにくさ
など、
様々な症状も考えられるため、
一連の症状に精通した専門家の存在や、
適切に現在の状態を評価できる体制も
重要になってくるのではないかと思います。
車の運転に関する、
日本の法整備に関して調べてみると、
・平成25年6月14日に
道路交通法の一部を改正する法律が公布
・
改正道路交通法(平成26年6月1日施行)
により、
「
一定の病気等に係る運転者対策」
が行われているようです。
国立障害者リハビリテーションセンター・高次脳機能障害情報・支援センター
のサイトの、
「
高次脳機能障害者の運転について 」
(国立障害者リハビリテーションセンター・高次脳機能障害情報・支援センター にリンクします)
出典:国立障害者リハビリテーションセンター・高次脳機能障害情報・支援センター
「高次脳機能障害者の運転について」
(http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/data/driver/)
(2015年7月2日に確認)
にも、
情報がまとめられていましたので、
「
改正道路交通法(平成26年6月1日施行)」
「
一定の病気等に係る運転者対策」
に関心のある方は、
確認してみてください。
「
Impact of brain injury on driving skills.」
の文献では、
海外の高次脳機能障がい者に対する運転支援の
現状や課題などについて、
俯瞰してみたい場合に、
参考になるのではないかと思いますので、
「高次脳機能障がい」と「車の運転」などに関心のある方が
いましたら、
原文の英文献にも一度、
目を通してみてください。
論文名
:Impact of brain injury on driving skills.
雑誌名・論文発表年
:Ann Phys Rehabil Med.
2013 Feb;56(1):63-80
リハビリ関連書籍のレビュー.blog のサイトの
▶︎
リハビリ関連英文献・研究機関リストのまとめ
のコンテンツには、
現在刊行されている、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師をはじめとした
リハビリ従事者に関連しそうな、
医学や科学などの英語雑誌の情報も
まとめておきましたので、
英語雑誌・文献探しをはじめる
きかっけなどにご活用ください。
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