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リハビリ関連英語文献・論文レビュー講座 ]
[ 訪問・在宅リハビリ関連英語文献・論文:#1 ]1.論文名 :Rehabilitation in Home Care Is Associated With
Functional Improvement and Preferred Discharge
2.雑誌名・論文発表年 :Archives of Physical Medicine and Rehabilitation
June 2013 Volume 94, Issue 6, Pages 1038–1047
3.アブストラクトの閲覧 :無料で可能
* 2015年6月25日に
PubMed.govで検索時には
無料で閲覧可能でした。
4.全文のダウンロード・PDF閲覧 :無料で全文PDFの取得可能
* 2015年6月25日に
PubMed.govで検索時には
無料で全文PDF取得は可能でした。
5.コメント 「現在提供しているリハビリテーションサービスが
長期的にどのような影響を与えることになるのか?」
ということを考えたことがあるでしょうか?
この論文は、
2003年〜2008年までの間のカナダでの観察研究で、
理学療法や作業療法のサービス提供が、
長期的にはどのような影響があるのかが
考察されています。
日本でも、
訪問リハビリテーションに従事した経験の
あるセラピストの方は、
以前に比べると増えてきているとは思います。
長い期間、1人の人と関わらせていただく
機会のある訪問リハビリテーション従事者の
方の場合、
急性期の病院などで臨床をされているセラピストに比べ、
「現在提供しているサービスは、
はたして何の役にたっているのであろうか?」
とふと考える機会も、
人によっては、
あるのではないでしょうか。
どちらかというと、
急性期の場合は、
身体や高次脳機能面、日常生活活動面での
変化はわかりやすいとは思いますが、
在宅での支援となると、
在宅の環境調整や、介助方法の支援や、
日常生活活動練習などにより
ある程度生活が落ち着いてきて、
その人らしい生活ができはじめてくると、
・今後のサービスをどのように提供していこうか?
・何を目標としていけばいいのか?
といったことを考え始めて
しまうのではないかと思います。
介護保健制度下などでの
訪問リハビリテーションの
サービス終了の目安などについては、
ご本人や、ご家族、ケアマネージャー、主治医など、
様々な立場からの意見を考慮しつつ
判断されるとは思いますが、
長期在宅ケアなどに関わる、
訪問リハビリテーションなどの従事者が、
長期的な視点で、
自分たちのサービスの利点などを把握できていることで、
サービス提供の継続や終了などの検討をする場などで、
他職種の方々に対して、
より有益な情報を提供できる可能性も
拡がってくるのではないかと思います。
また、
サービスを提供する理学療法士や作業療法士などの
方にとっても、
自分たちの提供しているサービスに自信を持つ
一助になるのではないかと思います。
今回の論文を読み進めるに当たっては、
・
在宅ケア評価の知識 RAI-HC
:The Resident Assessment Instrument–Home Care
・
統計の知識 OR(odds ratio):オッズ比
CI(95% confidence interval):95%信頼区間
P(p value):P値
などの基礎的な知識があることで、
より理解がすすむのではないかと思います。
訪問リハビリなどに関心のある方が
いましたら、
原文の英文献にも一度、
目を通してみてください。
論文名:Rehabilitation in Home Care Is Associated With
Functional Improvement and Preferred Discharge
雑誌名・論文発表年:Archives of Physical Medicine and Rehabilitation
June 2013 Volume 94, Issue 6, Pages 1038–1047
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リハビリ関連英文献・研究機関リストのまとめのコンテンツには、
現在刊行されている、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師をはじめとした
リハビリ従事者に関連しそうな、
医学や科学などの英語雑誌の情報も
まとめておきましたので、
英語雑誌・文献探しをはじめる
きかっけなどにご活用ください。
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